通常、銀行などで現金を両替する際に使用されるレートは、1日に1回、基準時間のインターバンク取引実勢レートをベースにして各銀行が決定します。この基準レートがTTM（仲値・中値）と呼ばれるレートです。
このTTMに銀行の手数料を乗せた額が、現金やTCを両替する際のレートになります。
例えば、ぼったくりで有名な（ｗ）Traverexのある日のレート、日本円からUSDが97.96円、USDから日本円が92.01円でした。＋－3円くらいの手数料が取られることになります。
TCの場合は上記レートより手数料分の幅が小さいTTS（対顧客電信売）レート、TTB（対顧客電信買）レートが使用されます。通常＋－1円程度の上乗せになります。ただし、TCの発行手数料が別途かかるのと、はっきり言ってTCはメンドクサイです。
それに対してクレジットカードのキャッシングを利用した場合のレートですが、キャッシング利用日のクレジットカード会社が定めるTTMレートで決済されます。つまり現金両替の際にかかる3円ほどの手数料がかからないということになります。
キャッシングですから、当然利子がかかりますが、通常1ヶ月前後（最大でも2ヶ月）にかかる利息を差し引いて考えてみても、銀行などで両替するよりお得なレートになります。また、カード会社によっては繰り上げで返済が可能なカードもありますので、その場合はさらに利息分オトクに利用できます。
まあ、一応、カードのショッピング枠とは別枠のキャッシング枠の利用で、直接的な借金でありますので、なんとなくいやな方は銀行で両替すれば良いと思いますが。
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